訪問看護師さんから「明日までもたない。今日だと思います」と言われた。
先生の余命宣「1週間か2週間」と言われて3日目のこと。
今日は先生の往診もあった。
訪看さんに吸引してもらった事と呼吸が安定しないと伝えた。
血圧は上が82、手が冷たくて酸素量は表示されない。
先生は患者(夫)の前ではっきり言う。
耳は最後まで聞こえるって言うけど、夫にも聞こえただろうか。
先生が帰ったあと娘と孫を呼び最後のお別れをした。「今までありがとう」
それを聞きながら涙が溢れる。
こんな数日で別れが来るとは思わなかった。
お世話はもう充分にしてたから後悔は無い。でも、威張られるとついキツい言葉で返してしまった。余命を知ってたらもうちょっと優しく出来たかもしれない。
娘が手を強く握ったら「ちょっと握り返したよ!」って喜んだ。
聞こえているに違いない。思い出話をしながら涙がポロポロこぼれた。
夜にお別れが来るかもしれない。娘が泊まることになって着替えを取りに帰った。
私は会社に明日休みたいと連絡を入れパートさんにもLINEをし、リビングを片付けて夫を見に行った。
息をしていない。
慌てて体を揺らし声を掛けたけど動きは無い。心臓の鼓動も聞こえない。急いで訪問看護ステーションに電話をした。
他の患者さんのところに行ってて30分くらいかかるそう。待つしか無い。
娘にも「亡くなったみたい」と連絡した。
覚悟は出来ていたから亡くなった事に動揺は無い。
ついにその時が来たって冷静。休みの日昼間で本当に良かった。
待つ時間って長い。。。
んっ、入れ歯を戻さないと待ってるあいだに筋肉が固まって入らなくなるかも。口を開いていたから簡単に入った。
戻った娘とそっと顎に手を当て、口が開かないようにして看護師さんの到着を待った。
連絡から50分近く経って看護師さんが来てくれた。
死亡を確認。看護ステーションから先生へ確認をお願いした。
続きます。
きうい
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きういさん
まずはご主人様のご冥福を深くお祈りいたします。
最期の時は、本当に気持ちがついていかないほどあっという間に訪れますね。でも、きういさんのご主人様は、住み慣れた場所でお子様たちの声を耳にし、奥様の気配を身近に感じながら、きっと満ち足りた気持ちで逝かれたことと思います。それもきういさんが毎日頑張って支えてこられた証です。本当に今までお疲れさまでした(大きなハグ)。
しばらくは静かな時間を過ごされることと思います。どうかお体ご自愛下さい。空腹をあまり感じなくても、何か召し上がってくださいね。
お気遣いいただきありがとうございます。
あおさんのおっしゃってた通り、あっという間でした。
夫にも「お疲れ様」って気持ちです。
希望通り自宅で最期を迎えたので満足してたと思います。
仕事から帰ったら今度は遺影に声を掛けています。
食事、気を付けますね。
コメントありがとうございました。
はじめまして。
毎日拝見させていただきました。
いろいろ勉強になりました。
ご主人様のご冥福をお祈りします。
きうい様のご苦労と不安であった日々のことを思い、くれぐれもおからだとお心の休息を願っております。
十分なさったのですから、これからの日々ご自分大切にして下さい。
これからも毎日の訪問を楽しみにしています。
こんにちは。
ブログを読んでいただきありがとうございます。
初めての看取りですごく不安でしたが、
ケアマネさんや、看護師さん、お医者さんの助けで無事に看取れました。
私の休みの日を待っていたかのように逝ってくれました。
いろいろ後悔も残りますが、希望通りに家で最期を迎えられたので良かったです。
今後ともきういのブログをよろしくお願いいたします。
コメントありがとうございました。