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胃がんの腹腔鏡手術後3日。順調に回復しているように見える夫。
午前中に部屋が変わったと明るいLINEが来た。今までは携帯のスイッチを入れることさえ禁止された部屋。どうやら希望の部屋に移ったらしい。
その上、お昼になると食事が出たと喜んでいた。食事はおもゆとスープとゼリーの流動食。それに牛乳。おもゆとスープを半分食べたらしい。
夜行った時には明るい会話が出来ると思っていた。
部屋に入るとちょうどエアコンの温度を上げているところだった。
元気になったねぇ~ 歩けるようになって良かったじゃん!
トイレも自分で行けるようになったんだね。部屋も替わってご機嫌だね。
トイレも自分で行けるようになったんだね。部屋も替わってご機嫌だね。
それがさぁ熱が出てて。お昼は熱が出てるからまだ出ない予定だったんだって。まぁ食べて調子が悪いわけじゃないんだけど。
熱で寒いから温度を上げたんだよ。
熱で寒いから温度を上げたんだよ。
かすれた小さな声でやっと話してベッドに横になった。なんだか震えている感じ。
話すにも呼吸が辛そう。
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肺はなんでもない。
先生は何か言ってなかった?肺炎のこととか?
いや、肺はなんでもないって。先生もやっぱり熱が心配って言ってた。レントゲンを撮ったけどね。
ネットで調べると2~ 3日は高い熱が出てその後解熱していく様子。夫の場合は昼間微熱で夜になると高い熱が出る。
目をつむって痩せた体で横たわる夫。栄養は点滴で入っているけれど前より痩せているような気がする。
息も小さく話す声もかすれてて聞こえない。目をつむったままで、このまま逝ってしまうのではと脳裏をよぎる。
お義姉さんの顔が浮かんだ。
胃がんの手術をする事をお義姉さんとお義兄さんに話していない。「二人とも歳だし(80代)心配するから話すな」と言われている。
気付かれないようにお義姉さんの病院の送迎も早めに済ませて準備していた夫。2週間の入院で帰って来るなら大丈夫と踏んでいる。
だけど、目の前の夫は痩せて息も小さい。見る角度なのか本当に弱って見える。
もしもの時に「なんで知らせてくれなかった。会っておきたかった。」と言われてしまう。
どうしよう。
きうい
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医者ではないので、滅多な事は申せませんが、御主人様の意に添われるのが良いような気がします。
口には、出さねど、御主人様は、きういさんに感謝しておられると思います。心強いでしょう。
いざとなったら、女性の方が強いというのは、実際は、男性の共通認識と思っております。