手術後の夫。
片方の鼻にチューブ。酸素マスク。腕には点滴数種類。
ふくらはぎにはエコノミークラス症候群にならないように空気でマッサージする機械が付いている。
やっと聞き取れるような声でゆっくりと
「やっぱり痛いよ。」と言う夫。すごく痛い訳じゃないけど痛いらしい。
少しすると看護師さんが体温と血圧を測りに来てくれた。その頃には少ししゃべれるようになっていて尿道に差したカテーテルがおかしいと訴えた。
男の人は尿道が長いので誰もが違和感があるそうです。我慢してもらうしかありません。
お腹を見ると直径3㎝くらいの丸いシールが3カ所と四角い5×8㎝くらいのテープが一か所貼ってあります。残りの1つの穴からはチューブが出ていて体液を入れている袋が付いている。ウィダーインゼリーのような形。皮下には少し空気が残っているようでフカフカした感じ。
麻酔が覚めてきたら恐れていた痰が出て来た。
片方の鼻にチューブが入っているので片方しか息ができず、痰が出てくると息が吸えないと訴えます。寝返りも打てない仰向けの状態なので自力で出すことも出来なそう。
1時間おきに看護師さんが来てくれるので、その度に吸引してもらった。それでも前よりいい。
今晩が山だな。痰に怯えています。
私も翌日が仕事なのでそうそう長くいられない。看護師さんにお願いして自宅に帰った。
翌日仕事が終わったので行ってみると、あれ以降痰はあまり出なくなったそう。
「今回はタバコを吸っていなかったからだな。」とにかく良かった。
尿道の違和感と痛みには困っている。「勝手に抜いたりしちゃだめだよ」と強く言っておいた。
血糖値が高い。
看護師さんが来て血糖の検査をした。
153だって高くない?
あれ?普通のリアクション。
あー なるほど。
そっか膵臓が機能するかを確かめているんだ。血糖値を高くしてちゃんとインシュリンが出れば低くなるってことだね。
翌日の夜に行ったら血糖値は131に下がっていた。順調に回復。
ぽつんと夫が言った。
と、真実はわかんないけどそう言っておいた。
気になるのは熱。いつも37度以上ある。夜になると39度前後の熱が出るらしい。
続きます。
きうい
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尿道にさしたカテーテルは痛いですよ。
抜いた後も、尿道が傷つていたりすると、しばらく、痛みが続くようです。我慢されるしかありませんね。
しかし、回復されてきているようで、何よりです。