胃がんでたぶん8割くらいを切除した夫。
食べたい物がことごとくダメだという事がわかり、やっと納得した。
栄養士さんの説明を聞いてるうちに、甘い物をたくさん食べないようにとの説明が気になった。血糖値が下がって動けなくなることがあるらしい。

甘いものをたくさん食べたら? 普通は血糖値が上がるんじゃないの?
不思議に思った。
胃は食べ物を粥状にして小腸に少しづつ送っている。胃を切除した人は食物が急激に送られてくるので調子が悪くなるそう。(早期ダンピング)
食べた物が急に腸に移動すると、糖が短時間で吸収されて一時的に高血糖になる。血糖を下げようとしてインシュリンが大量に分泌され、逆に低血糖になる。(後期ダンピング)
あぁ~ それで低血糖になるんだね。
なので甘いもの(炭水化物を含む)を一度にたくさん食べてはいけないんだ。
入院中は食後に必ず血糖値を測り管理していたそう。
栄養士さんの説明を聞き会計を済ませ自宅に戻った。
胃腸がうまく動かない。
さっそく退院したことを娘や息子私の兄や妹などに報告した。
兄がすぐ来てくれ3人でいつものようにお茶。夫は紅茶を半分だけ。お昼が近いのでお菓子はナシ。
心配していた食事。お昼は厚焼き卵・かき菜を柔らかく茹でたもの・かなり柔らかいお粥。ほうじ茶でした。
卵も青菜も結構多いので「量は自分で調整してね。」って用意した。
大丈夫かなぁと思ったけど結構食べる。
もっと食べられるけどやめておいたそう。恐れていたダンピングも起こらず良かった。
その夜も翌朝も順調に食事が進んだ。朝食は今までで一番食べた。こんなに順調に回復するのだろうか?
お昼は作っておいたお粥と少量のおかずを用意した。10時と3時にはおやつ。
夜仕事から帰ると部屋の隅に夫がぼんやりと座っている。
調子悪いの?と聞くと
「胃腸が上手く動かない。下痢した。」と。
続きます。
きうい
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