抗がん剤投与前の診察。
夫はついに「もう抗がん剤やめたいんです。腹水を抜いてください。」と先生に言った。
息も絶え絶えで相当苦しいと思われる。
先生はせっかく数値が良くなってきたんだからやめるのはどうか?とあまりいい気持ちじゃない様子。
でも、腹水が多いのは承知なので入院してCART(カート・腹水濾過濃縮再静注法)をやると説明してくれた。
私:えっ?入院ですか?
先生:そうです。入院して腹水を抜いて栄養だけ戻します。
私:以前、CARTはやらないって言ってましたよね?
夫:体力が無くてもできるんですか?
先生:やりますよ。体力が無いからこそやるんです。
そうね、確かに体力が無いから抜いた栄養を戻してもらいたいよね。
私:腹膜播種でもう治らないんですよね?
先生:数値がいいしCARTをやるから播種にも効くかもしれないです。
病状によって治療が変わるのは分かるけど、真逆だったりするので頭の中が整理できない。
もう家で介護するのも限界なので抗がん剤を止めて欲しいと伝えた。そうすれば介護施設か緩和ケアに入る準備が出来るからと。
今の病状がどのくらいって知りたい。余命ってどのくらいなのか聞いたら
余命は私が決めます。
入院とか緩和ケアとか、まだまだそういうレベルじゃありません。
数値が良くなってきたんで、腹水を抜いたら様子を見てまた続けましょう。
そのレベルじゃないなら今どのくらい?
余命ははっきり言えないことはわかるし、まだ緩和ケアには時間があるだろうけど、ある程度は言って欲しい。
結局先生には私が面倒を見るのが大変だから抗がん剤をやめさせ、介護施設か緩和ケアに入れたいと言う認識になった。
否めない部分はあるからいいけどさ。もう治療が出来ませんって病状はどのくらいなのか知りたい。
それでも腹水を抜いて苦しさから解放される。夫も私もホッとした。
つづきます。
きうい
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