会社で梅のシロップ煮を食べてたら知らない電話番号からの着信があった。
夫に何かあった?と思いながら出てみたら、往診をお願いしている医院の看護師さんからだった。先生から病状の説明があるので医院に来て欲しいとのこと。私の休みの日に予約を入れてもらった。
家に帰って夫にその旨を話すと「何かあるのか?」と不思議顔。
私:病状説明だって!たぶん往診しましたって書類にサインするんだと思う。
でも、病状が悪かったら入院の話が出るかもね。そしたら入院してね。
首を横に振る夫。
私:最期まで家に居るって事?
夫:そう。
知ってたさ(-_-;) 私は何とか入院させたいんだよ。
ひとりで家で寝てるのも心配だし、私に家で看取る知識がないから不安。
在宅で亡くなった場合の葬儀の手順もわからないし。
どっちにしても安置設備のある葬儀会社を探ておかないと。
予約の日、10時頃に訪看(訪問看護師)さんが来てくれた。
先生に病状を聞きに行く旨を伝え、昏睡状態になった場合も在宅でいいのか?そうなったら入院できるのか?聞いてみた。
在宅では看護師さんによる毎日の見守りがあった方がいいらしい。
看護師さん:昏睡状態になったら本人のはわからない(同意は要らない)から入院も出来ます。でも緩和ケアに入院しても何も出来ない状態です。それならこのままでもいいかと思いますよ。
そう言えばそうね。そうなったら動かすのも可哀相だし。
私:もし会社から帰って冷たくなってたりしたらと思うと不安なんです。
看護師さん:もしもの時は仕方ないですよ。
急にって事もありますので葬儀会社とか考えておいてください。
私:その場合も看護師さんに連絡で良いですよね?在宅でも清拭は看護師さんにお願いできますよね?
看護師さん:はい大丈夫ですよ。確認して先生に連絡します。
もう諦めてるけど、チャンスがあったら入院させたい。
私の不安解消のために。
「思い切って余命を聞いてみようかな?」と思いながら医院に向かった。
そして驚いた。
きうい
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