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夫の抗がん剤投与日。
私はいつもより30分早く起きて準備する。
家の玄関から車に乗るまでが大変だった。
私が支えるけど基本自分で歩かないといけないから。
夫:スロープを作れば良いんだよ。
私:スロープ作ったって歩けないんじゃ意味ないよ。
夫:車椅子を使うんだよ。俺が作るよ。
私:動けないからスロープが必要なんでしょう?
夫:じゃ、設計図を作るから○○(息子)に作らせよう。
私:それは無理!
介護保険を利用すれば1割負担で作って貰えるけど、
玄関で車椅子に乗せるのが大変なんだから、まずは自分で歩く事を考えないと。
自分が楽になることしか考えない男だよ(-_-;)
それでまた足の筋肉が衰える。まだ作らないけどね。
その日はいつになく採血が早かった。
暖かくなったから?体調が良いから?
毎回30分かかったのに15分程度。採尿もすぐに出て順調。
診察を待つ時、私はいつもより落ち着いていた。
腹水は少しづつ増えてるけど体調は特に変わったわけでもないし。
動けなくなったのもオムツが必需品になったのも、数値が良くなってるんじゃ介護の方だし。流れに任せるさ!
夫は相変わらず「具合は悪くない」って言うだろうな。
ところが思ってたのと違った。
先生:腫瘍マーカーの数値が上がっちゃったんですよ。腹水を抜いたりして抗がん剤を休んだ期間があったからだと思います。
でも過去と比べるとそう悪い数値ではありません。〇〇さんには効いてると思います。
このまま続けたいと思います。
夫が自分で返事するのを待った。
すると先生が腫瘍マーカと腎臓と肝臓の数値を見せてくれた。
つづきます。
きうい
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