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自宅で闘病。ボケ爺さんにならないように。

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抗がん剤投与の日、夫は先生に「お腹が小さくなった」と言った。
どう見ても小さくなってないけど「薬が効いてきたんです」とアピールしている。

ポジティブで羨ましい。
受け入れられないのかもしれないけど・・

「腹が小さくなったんですよ!」って?先日、息子から利尿剤は要らないんじゃないかと聞かれ、少し考えていた。 トイレに行くのがそんなに辛いのか? 立ち上がるのが大変なのはわ...

本当に少し小さくなったとしても、大量の腹水が急激に減ることはなさそう。
先生も「播種は散らばってるからねぇ・・」って言葉を濁していた。

診察室を出る時、先生がドアを開けてくれ言葉を掛けてくれた。

○○さん、奥さんに感謝しないとだね。
それと、ボケ爺さんにならないようにね。

悲しいことに感謝の「か」の字もない男なんだよ(>_<)
私がお礼を言って診察室を出た。

あの先生は口が悪いな。

なんて大きな声で言うけど自分の方がよっぽど悪いじゃん。

「ボケ爺さん」の意味を考える。

先生が言う「ボケ爺さんにならないように」の意味を考えてみた。

去年夏に「先生が間違ってる」なんて電話で怒鳴って、その時以来認知症の心配が時々浮上する。

抗がん剤予約日変更。認知症の始まりか?先日、病院の予約を忘れた夫。 病院から連絡を受けてあれやこれや理屈を言って先生に点滴日を変えてもらった。 電話を聞いててもトンチ...

大きなお腹を「小さくなった」って、先生もちょっと認知を疑ったのかも知れない。
私も急に勢いよくお腹を出すから「あれ?」って思った。

自宅で闘病、昼間は一人で留守番してるから誰とも話さない事を先生は知っている。
だから「ボケないように」って事だね。
気を付けようなんて思うけどLINEしても返事が無かったりでどうにもならない。

夜、私が炭酸水を飲んでいたら「今日婦長さんに聞いたらさぁ、炭酸飲んでもイイって言ったぞ!」

口を尖らせて言い出した。全く自分の病状が分っていない事にムッとした。

続きます。

きうい

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