遂に遺言書の検認日がやって来た。
前夜は導入剤を飲んで寝たけど3時間もしたら目が覚めて、うとうとしながら朝を迎えた。
どうやって話しかけたらいいかって不安がいっぱい。
出来れば向こうのお子さん2人が欠席だといいな。遺言書には私に全部相続させるって書いてあるから、期待してたら申し訳無い。
ただ、お互いに住所しか知らないから、実父の最後を知りたいとかお線香をあげたいとかnの思いがあったら来てくれるだろうな。
その時のことを考えてお礼(お金)を用意しておいた。仕事を休んで来てくれるのかもしれないし。
出かける用意を始めたら妙にドキドキする。このままじゃだめだ。落ち着かせるためにデパスを1錠飲んだ。本当は運転する前に飲んではいけないんだけど緊急事態だよ。
少し早めに出かけた。
裁判所に入ると申立人待合室の矢印が目に入ったので、その部屋で待っていた。
部屋にはすでに2人いて、私のあとから弁護士さんと一緒に男性が入ってきた。親権を争っているらしい。
コロナでドアが開いているので通路の声も聞こえる。二人連れが部屋に案内されていた。内容的に私の案件だな。向こうのお子さん2人は出席らしい。
予定時刻直前になっても全然声が掛からない。
先に待っていた人に問い合わせの人が来たけど、名前を呼ばない。
ってことは・・受付があったのかぁ。
時間が来たら名前を呼ばれると思ってた私。ほんとにそそっかしいよ(^_^;)
慌てて戻って申請書を提出する部屋に声を掛けた。(受付は無い様子)
再度待合室で待っているとすぐに迎えが来た。予定時間に5分ほど遅れてる。
部屋には事務官と向こうのお子さんが2人。初対面。
と言い訳をした。
ちなみに部屋は10畳くらいで法廷ではありません。対面で3人づつ6人掛けられる会議テーブルとイスがあってコロナ感染予防用の仕切りがあった。
職員の方が裁判官を迎えに行き、事務官が「二人欠席でこれで全員です。検認が終わったら証明書の作成があります。」と説明してくれた。
待つ間に向こうのお子さんにこうなった経緯を説明をすることにした。
続きます。
きうい
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