私がたぶん小学生高学年だったの頃の話です。

家の近くの工事現場に土木作業の人が毎日来ていて、家の庭でお昼を食べていた。

おじさん3~4人の中に1人、若い今で言うイケメンの寡黙なお兄さんがいた。子供心に「ステキ」なんて思ってました(^^♪ (30代くらいかな)

そんな彼は腕にいつも包帯を巻いていた。ある日ドキドキしながら聞きました(^-^;

「ケガしてるんですか?」

そしたら、周りのイカツイおじさんたちが

「病気だよ!コオイの病なんだよ。」とみんなで笑った。

小学生の私にはコオイの病がどんな病気なのか分かりません。お兄さんは、ただニッコリしてるだけ。私も「ふ~ん。」って感じ。

工事が終わった後もずっと頭の中に「コオイの病」が残ってて、どんな病気なのか興味ありました。

「コオイの病」の正体は・・。

工事が終わってしばらく経った頃、父に聞いてみた。

「コオイの病ってどんな病気?」

父は「そんな病気は聞いたことが無い。」と言う。工事に来てた人がその病気と伝えると、「それは恋の病じゃないか?」と笑った。

あぁ、恋の病かぁ。なんて納得した記憶がある。からかわれた。

父は腕に巻いていた包帯の事を知っていた。包帯の下には、入れ墨(刺青)があったとのこと。

えぇ! 入れ墨? あの人は○○ザだったんだ( ゚Д゚) と、子供の私は思っていた。

そして大人になって、本当に恋の病だったのかな?あの包帯の下には恋人の名前なんて彫ってあったりして。例えば「ひばり命」とか「さゆり命」とか。
情熱的な恋愛をしていたのかもしれないな(^^♪ なんて思ったりします。

タトゥーはファッションなんて言われるけど、今も昔も大人の間ではあまり良い印象ではないですよね。

温泉や銭湯にも入れないし。

タトゥーを消すには痛みと時間がかかるそうです。

梅宮アンナさんを見て思い出したコウイの病でした。

きうい

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