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お義姉さんは知っていた。

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相続の件。
司法書士さんに相談に行って、先妻の子供とは私が話し合うことになった。

夫の遺言状があったら良かった。
亡くなる一か月前に「書くよ」って言いだした。息子が「お母さんのために書いてやって」って頼んだらしい。その時にはもう指先が動かない状態だった。介護用スプーンを持つのがやっと。

サインだけじゃ無いんだよ。文章を書かなくちゃならないんだよ。だから字が書けるうちにってお願いしたんでしょう。
下書き見せたでしょ?
もう字が書けないじゃん。遅かったよ。

有料だけど公証人役場に頼めば家まで来て遺言状を作成してくれるのは知っていた。
でも、その段取りをする心の余裕が私には無かった。もういいからって気持ち。
どうせ料金がかかるなら亡くなったあとに司法書士さんに頼めばいいやって思ってた。

夫に「お母さんのために・・」って気持ちがあったことは嬉しかった。



葬儀の時、お義姉さんが「10年ちょっと前に会ったことがある」って言ってたのを思い出した。お見舞御礼を持って行き聞いてみた。

「そんなの気にしないで登記しちゃえばいいんじゃないの?」ってお義姉さん。

財産は家と土地の半分、年金暮らしで預金はほぼ無し。あとは9年乗った車。
でも実印をもらわないと相続できない旨を説明した。
すると言いづらそうに

それがねぇ、この町に住んでるんだよねぇ。

そうなんだ!!

お義姉さんちから遠くないところに住んでるらしい。当時、電話番号を交換したそうで、お義姉さんのメモ帳に書いてあった。



私から直接電話をするのもどうなのかって思い、お義姉さんから連絡してもらえないかとお願いしたら快く引き受けてくれた。良かった。

お義姉さんは87歳。どんな事を伝えたいかをメモに書いた。
「昼間は仕事してるかもしれないし、夜電話してみるね。」って言ってくれた。
そのまま同じ番号を使ってたらいいけど・・。

翌日、電話が繋がらないと連絡があった。
通話は出来ませんってメッセージが流れるみたい。

まだ亡くなったばかりで早いからさ。急がないで待ってて。
あちらも悪い子じゃ無いからさ。大丈夫。
私が連絡取って弁護士に頼まなくて済むようにするからさ。

もちろんお願いした。
お義姉さんは向こうのお子さんが小さい時に面倒をみてた期間がある。きっとうまく話してくれる。

夫が遺言状を書くって言ってくれた時、私がもっと優しく接すれば良かった。
後悔は次々浮かんで涙が溢れる。

きうい

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